失敗しない「ダイエットラスク」
節約料理は楽しんで!
今の世の中、どこを見ても不景気の文字を背負ったサラリーマンの姿が目に付きます。
そしてそんな一家の大黒柱であるお父さんを支えるために家計のやりくりに悩む主婦も多いことでしょう。
入ってくるお金が減ってくれば、使うお金を減らしていくしかありません。
普段からそんなに贅沢はしていないつもりでも、物価の上昇に不景気が追い討ちをかけてくると、減らせるところは少しでも切り詰めなくてはいけません。
しかしこんな時だからこそ、主婦の知恵を生かして楽しく家事をしていきたいものです。
「この食材はこんな使い方もできるのだ」と節約料理を考えていく中で新しい発見もあるでしょう。
「あれも買えない、これも買えない」ではなく「今日買ったこの材料で、あんなレシピもこんなレシピもできるじゃない!」と前向きに考えていった方が、家の中も明るくなります。
節約料理に関する主婦向けの雑誌やレシピ本、インターネットサイトなどは数え切れないほどあります。
しかしこれらは今のように不景気になってから出てきたものではありません。
景気に関係なく、いつの時でも節約料理というのは家庭料理の原点でもあると思います。
安い食材をいろいろな料理に使い回す、まとめ買いした食材を冷凍保存して活用する、食材の切り方や加熱方法を工夫して光熱費の節約を図る、など、食卓を預かる主婦なら知っておきたいことばかりですよね。
また時には安く手に入る材料を高級食材に見立てた「なんちゃってレシピ」で遊び心も添えてみるのも楽しいと思います。
家庭を明るく支えるのはお母さんです。
ここが腕の見せ所、と前向きに今の時代を乗り切りましょう。
野菜を生で冷凍?
今や節約料理の基本とも言うべき食材の冷凍保存、実行されている主婦の方も多いと思います。
これはもともと冷凍食品として市販されているものの保存ではなく、安売りでまとめ買いした肉や魚、旬の野菜などを家庭で冷凍することで「ホームフリージング」と言われています。
本当は買ってすぐ調理して食べてしまうのが一番おいしく栄養面でもよいのですが、食費節約のためには上手に冷凍保存して後日まで使い回していく必要があります。
冷凍庫のスペースに余裕があれば、ぜひ特売日にまとめて買っていろいろなレシピに分けて使っていただきたいものです。
ここでは野菜の意外な冷凍保存について少し紹介したいと思います。
まずほうれん草ですが、茹でて絞ってから冷凍する、という方法はよく知られていると思います。
ところが実はこのほうれん草、洗って水滴をつけた状態でフリージング袋に入れ、空気をしっかり抜くことで生のまま冷凍保存ができるそうです。
料理に使うときは、凍ったまま切って調理します。
スープやパスタ料理などのレシピに加熱して使ってください。
またブロッコリーも茹でてから冷凍、というのが常識となっていますが、生のまま洗って水をつけたままフリージング袋で冷凍保存ができます。
あらかじめ小房に分けてから冷凍すれば、凍ったままさっと茹でて使えますので便利です。
茹でると栄養分が流れてしまう野菜が多いので、生のまま冷凍できるのならその方が栄養摂取の面でもよいかもしれませんね。
きのこ類は、冷凍することで旨味が増すと言われています。
しめじやえのきなどは、石づき部分を切り、使いやすい大きさに分けたり切ったりしてから袋に分けて冷凍しておけば、そのまま味噌汁の具などに利用でき、便利です。
傷みの早いなめこなども、袋のまま冷凍することができます。
野菜を生で冷凍できるなんて意外に感じる人も多いと思いますが、節約料理を作る上で今後冷凍保存する機会は多々あると思いますので、茹でてから冷凍した場合と生のまま冷凍した場合、どちらがおいしく食べられるのか比べてみるのもおもしろいと思います。
油で揚げてボリュームアップ
節約料理と言うと、どうしても肉や魚よりも安く買える野菜を中心としたレシピが多くなってきます。
特に旬の野菜は安いだけでなく栄養価も優れていますから、旬の野菜を中心としたレシピは家族の健康にも季節を感じる料理としても、本当は歓迎されるべき食事なのです。
しかし野菜ばかりのメニューが続くと、いかにも節約料理と言った感じが拭えないなど、育ち盛りのお子様がいる家庭では敬遠されてしまうかもしれませんね。
そんな時、ボリュームの出しにくい野菜の料理に物足りなさを感じたら、とりあえず油で揚げてみてください。
たとえば和風の味付けが似合いそうなタケノコ、にんじん、しいたけなどがあったとします。
和風だしで味付けした煮物にすると、なんとなくメインとしては物足りない感じがしますよね。
そこでこれらの野菜を乱切りにして、1回素揚げしたものをトマトソースで煮込みます。
トマトソースは、トマトの水煮缶と固形コンソメを一緒に煮ることで即席トマトソースになります。
同じ材料からできたとは思えない、こってりとしたお腹にたまるおかずの出来上がりです。
もしあれば、ちくわや厚揚げ、ベーコンなどを加えるとよりボリュームがアップし、男の子でも喜んで食べてくれそうです。
またご飯と汁物と簡単なおかずはあるけど、何か一品足りないな、と感じるときは、ご飯をチャーハンにしてしまうのもボリュームアップのひとつの手段です。
具は卵だけでも十分です。
油で炒めることによって、がっつり感のあるメニューになります。
節約を心がけるあまり毎日の食卓が寂しくなる前に、ボリュームアップの方法をマスターしておきましょう。
肉味噌
節約料理を作る基本は、材料費を安く抑えること。
そのために主婦は毎日、チラシを隅々までチェックしたり特売情報があれば朝早くから並んだりと努力をしているのです。
しかしせっかく安く手に入れた食材をうまく使いきれなければかえってもったいないことになります。
家庭での保存方法や加工法などをマスターして、食費節約、調理時間節約の達人を目指しましょう。
肉類は特売でつい多めに買ってしまう食材です。
ひき肉が安いときにまとめて買って作っておくと便利なものが、肉味噌です。
肉味噌のレシピは簡単で、まずひき肉にしょうゆとごま油で下味をつけておきます。
フライパンに油を熱し、みじん切りにしたしょうがとニンニクを炒めて香りをつけ、そこへひき肉を入れて炒めます。
冷蔵庫に残った人参やしいたけ、ごぼうなどの野菜をみじん切りにしたものを加え、ひたひたになるくらいの水を加えます。
しょうゆ3:味噌2:砂糖1の割合で味付けをし、汁気がなくなるまで煮詰めれば出来上がりです。
この肉味噌は冷蔵庫で2週間ほどもちます。
オムレツの具にしたり豆腐と一緒に炒めたり温野菜にかけるなど、肉味噌は幅広く使え、レシピも広がります。
安くまとめ買いをしたひき肉はそのまま冷凍保存するのではなく、一手間かけてから保存することでその後の活用もしやすく、調理時間の節約にもつながります。
おいしい肉味噌を作るためには、普段からちょっとあまった根菜類などを捨てずにとっておくことも大切です。
「まだ使えるものは捨てずに利用」が節約料理の基本です。
プチ自家菜園
自給自足の生活、それこそが節約料理の究極のスタイルかもしれません。
自分で育てた野菜、庭で飼っているニワトリが産んだ卵、釣ってきた魚などを使ったレシピで食卓を彩るのは、自分で一から作ったという安心感など心の満足も得られ、すばらしいことだと思います。
しかし、まず一般的な家庭ではここまでするのは不可能に近いですね。
それでも少しでも節約料理に役立てようと、また植物が育っていく過程も楽しみながらちょっとした自家菜園を作っている人は結構いるようです。
プランターや土、肥料を揃えて、野菜の種や苗も買って、などと言っていると、初期費用でかなりかかりそうですね。
そこでもっと簡単に、本当は食べようと思っていたけど使えなくなってしまった野菜を使ってキッチンガーデンを作ってみましょう。
例えば芽が出てしまったじゃが芋。
それぞれに芽の部分が付くように3~4等分に切り分け、庭のちょっと空いたスペースに埋めます。
じゃが芋は割と育てやすく、元気にどんどん芽を伸ばします。
4ヶ月ほどしたら、地中にかわいいじゃが芋ができています。
お子様と一緒に芋掘りを楽しむのもよいですね。
大きな立派なじゃが芋、というわけにはいきませんが、カレーやシチューなどのレシピには十分の出来です。
芽が出た玉ねぎも、捨てずに球根の水栽培のようにコップに水を入れて育ててみてください。
2~3週間ほどすると、葉玉ねぎとして利用することができます。
葉玉ねぎはやわらかくて甘く、スープの具など、肉と炒めてもおいしくいただけます。
大根のヘタを水につけ、出てきた葉の再利用を実践している人はいると思いますが、にんじんのへたを水栽培している人はあまりいないかもしれませんね。
にんじんのヘタも水につけておくとぐんぐん葉を伸ばしていきます。
ですが、にんじんの葉はちょっとクセがあり、大根葉のように味噌汁の青味などには使いにくいかもしれません。
それよりにんじんの葉は観賞用とした方が向いています。
ほそく繊細な葉は、キッチンで炊事をしながら眺めるとホッと癒されますよ。
手作りみりん干し
旬の野菜や魚などは値段も安く、栄養価も高く、節約料理にはぜひ積極的に利用したいものです。
特に魚は肉と違って季節ごとの旬があり、秋のサンマなど食卓に季節感も運んでくれます。
これらサンマやアジ、イワシなどの青魚は旬になるとスーパーでもよく安売りされます。
びっくりするくらい安く売っていると思わずまとめ買いしたくなってしまいますが、生の魚は日持ちしないしそのまま冷凍しても味が落ちてしまうし・・・この旬の青魚の特売を、ぜひ我が家の節約料理に生かしたい、と思っている主婦の皆さま、自家製のみりん干しに挑戦してみてはいかがでしょうか。
自家製みりん干しのレシピを簡単に紹介します。
まず、特売で安く買って来た新鮮な青魚の内臓を取り除き、手開きします。
魚屋さんにお願いすると、ここまでの下処理をやってくれるところもありますので一度聞いてみてくださいね。
しょうゆ2:みりん1で漬けダレを作り、開いた魚をこのタレに2時間ほど漬け込みます。
これに好みで白ごまをまぶし、晴れた日に外で天日干ししますが、猫の被害に遭わないようにネットをかけるなどしておくとよいでしょう。
夏なら1~2日、冬なら2~3日ほど干したら出来上がりです。
みりん干しにしておけば、冷凍しても1ヶ月ほどはおいしくいただけます。
このように安いときにまとめて買って早いうちに加工しておけば、その後の夕飯レシピを考えるときにも助かりますし、何より既製のみりん干しより加工費分だけでも安く上がります。
マーボソースとチリソース
市販のマーボソースの素などは、ストックしてあると活用範囲も広く大変便利です。
ナスや豆腐、春雨などが安売りで手に入ったときにメインのおかずがすぐできるので、節約料理にも利用できるかもしれません。
しかし市販の素は意外と高いもの。
これらを手作りすれば、もっと節約できます。
ここではマーボソースのレシピと、それを応用したチリソースのレシピを紹介したいと思います。
●マーボソース
まず、ニンニク、しょうが、長ネギをみじん切りにして、サラダ油を熱したフライパンで炒め、豆板醤を加えます。
ここにしょうゆ4:酒1:砂糖1の割合で加え、さらに中華スープの素(または鶏がらスープの素)を足して味を整えます。
最後に水溶き片栗粉でとろみをつければ出来上がりです。
●チリソース
ニンニク、しょうが、長ネギを炒めて豆板醤を加えるところまではマーボソースと同じです。
ここにケチャップ5:酢1の割合で加え、中華スープの素を振り、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
これらのソースはジップロックなどに平らになるように入れて冷凍保存しておけば、使いたい分だけ折って使えるので便利です。
魚や野菜を素揚げしたものにマーボソースをかける、厚揚げをチリソースで炒めるなど、レシピも広がります。
何か特売で買って来た他の食材と合わせて一品できてしまうので、節約料理にももってこいですね。
空気に触れないようにきっちり冷凍しておけば3ヶ月くらいはもつので、時間のある時にまとめて作っておくとよいと思います。
缶詰の利用
今ではおでんの缶詰なども市販され、缶詰の種類は果物から野菜、魚、ソース類、パンなどと数え切れないほどあります。
サバの味噌煮やいわしの蒲焼など、そのままおかずとして食べられるものもあり大変便利で、どの家庭にも何かしらの缶詰は大抵ストックしてあるほど、缶詰は利用価値の高い食品なのです。
缶詰の中でももっともポピュラーで、よく使っている人が多いのがツナ缶ではないでしょうか。
4缶パックで特売されているのをよく見かけますが、定番のサラダやパスタ、炒め物から煮物まで使い道は無限大のツナ缶は、底値だと思ったらぜひ買ってストックしておきましょう。
肉や魚の代わりとして、節約料理には大いに役立つ存在です。
また、ツナ缶ほどポピュラーではありませんが意外に使えるものに、鮭やサバの水煮缶や帆立、あさりの水煮缶もあります。
これらは味付けされていないので、家庭のいろいろな料理に応用が利きます。
また帆立やあさりなどは生で買うより缶詰の方が価格も安いので、節約料理に帆立やあさりを登場させるにはぜひ缶詰利用をおすすめします。
これらの缶詰を使ったレシピを簡単に紹介したいと思います。
●鮭の水煮缶
カニ玉の応用で、カニ身の代わりに鮭缶を使って鮭玉を作り、もやしやニラなど野菜をたっぷり入れた中華あんをかけていただきます。
また、鮭缶をきのこ類と一緒にバターしょうゆ味で炒めてもおいしいです。
●サバの水煮缶
サバ缶を具にしたロールキャベツを作り、トマト缶とコンソメで煮込みます。
また、玉ねぎやしらたきと一緒に甘辛く煮て和風のおかずにしてもご飯によく合います。
●帆立貝柱缶
ゆでたブロッコリーと一緒にマヨネーズで和えるとコクのあるサラダになります。
白菜やきのこと一緒にクリーム煮にしてもおいしいです。
●あさりの水煮缶
切干大根と一緒に煮るとコクが出ます。
ゆでたじゃが芋と合わせた「あさりコロッケ」はお子様にも喜ばれるレシピです。
